こんにちは、テラです。
2018年にゆずり受けてから一度直しかけて挫折したヤマハ グランドアクシスですが、
前回では外装の塗装までやりました。
今回はインナーの塗装と、下処理の時に発見された新ミッションの作業をやっていきます。
作業する僕は、整備の資格や仕事の経験がない普通のバイク好きですので、記事を参考に作業をされる場合は自己責任でお願いいたします。
もくじ
【グランドアクシス レストアの記録】新ミッションはアッパーカウルのリペア
新たなミッションとはアッパーカウルの割れのことです。車体から外したときはなんともなかったのに気が付いたときにはこんな状態でまいっちんぐでした…。
おそらくアッパーカウルからライトを外したときにできたのでしょう…ちょっと引っかかって外しにくかったので。
割れと亀裂が入りボロボロです。反対側は無事で良かった!
これをFRPとポリエステル樹脂でなおしていきます!
欠けた破片が見つかったのでとりあえず樹脂でくっつけます。
赤丸のところはぽっかりと穴が開いたままなのでネジが止められませんし、赤ラインのところは欠けているのでFRPで肉付けしていきます。
まず、サーフェイサー代わり(無かったので)に普通に塗装します。すると見えにくかった亀裂を確認できました。
この亀裂部分を覆うように裏からFRPを張り付けていきます。ネジで止める穴の開いてるところは反対側の無事な箇所からお湯まるで型を取ってネジ穴部分を複製して一緒に張り付けます。
FRPを張り付ける前はヤスリで足付けしておきます。亀裂からは樹脂がにじみ出て固まるのでペーパーがけして平らにし、欠けてた部分や全体を整えていきます。
その後塗装をしますが亀裂や修正した箇所が目立つようならペーパー掛けをして整えていきます。何度かくりかえして無事に完成しましたが写真を撮っていませんでした…。
インナーカウルの塗装準備
次にインナーカウルの塗装をやります。紫外線や経年による劣化で白くなってますね・・・。もうこの状態だけで汚く見えてまいっちんぐです(笑)
以前バーナーで炙ったり、つや出しケミカルを使ってみたけどダメでした!
とりあえず塗装の前にたわしでゴシゴシ洗います!テールランプの電装部分は外すことができなかったのでビニールを被せて防水対策をしてから気をつけて洗いました。
バッテリーを取り付ける足元のフットプレート部分は油汚れがなかなか落ちず、完全には落としきれなかったのですが気にせず進めます。
洗ったあとは乾燥させてシリコンオフで油分をふき取ります。もちろん汚れを落としきれなかった所は油分が残っていると思いますが、目立たない所なので良しとします(笑)
これでインナーカウルの塗装準備ができました。
インナーカウルの塗装前の塗装
早速、塗っていきたいところですが、このインナーカウルはポリプロピレン素材でできているため塗料との相性が良くありません。仲良しじゃないんです(笑)。
なのでこのまま塗っても「いや~ん、キライ!」となって塗料がくっついてくれません。
そこで、仲良しにさせるための仲介役として、PPプライマーという溶剤にインナーカウルと塗料の間に入ってもらわなければなりません。
ポリプロピレン素材と塗料の密着性を高める溶剤です。
PPプライマーはスプレーガンに溶剤を直接入れて塗っていきます。
このPPプライマーは軽く付着する程度で良いのですが、すぐに乾いて分かりにくいので注意しましょう。ムラになってしまったら塗料がくっつかない所がでてくるかもしれませんからね。
僕は心配症なので軽く3度塗りしておきました。
インナーカウルの塗装
インナーカウルはつや消し黒で塗装します。こちらは硬化剤とうすめ液で調合してから塗ります。
塗り方は外装カウルと要領は同じです。塗装と乾燥を何度かくり返して完成です。黒なので塗りムラが分かりにくいのですが見た目はキレイに塗れています(笑)
レッグシールドに貼ってある警告ステッカーは状態が良かったので、当時のままを残そうと思いマスキングテープで保護してから塗装しました。
黒が際立つと新品のようです♪
まとめ
今回はアッパーカウルのリペアと塗装、そしてインナーカウルの塗装をやりました。アッパーカウルはFRPでの修正でガチガチになったので割れにくくなっていると思いますが、ネジ穴のズレはちょっと残念でした・・・。
初めてインナーカウルの塗装をしましたが見た目としては新品のようで大満足です。PPプライマーによる塗料の食い付き加減は今後どうなるか・・・気になるところです。
また、今までのように紫外線に当たり続けると白くなっていくと思うのでバイクカバーは必要ですね。
まだまだ続く塗装シリーズ!次回はホイールの塗装です!
一つずつ書いてますが実際の作業は同時進行まっしぐらです。